2013年11月20日
[開催レポート]東京ラーメンショー 2013大盛況の開催!
第1幕(11月15日~19日)、第2幕(11月20日~24日)の2幕に分かれ、合計43ブースがラーメンを提供した一大ラーメンページェントが今年も開催されました。日本ラーメン協会初の試みをはじめ、10日間の熱気をダイジェストでリポートします。
全国のご当地ラーメン、コラボラーメンが一堂に集まる日本最大級のラーメンイベントとして始まり、今年で5年目。来場者50万人以上というビッグイベントは、10日間ノンストップで盛り上がりを見せました。
お客さんが長蛇の列を作るラーメンブースは全20。第1幕・2幕を合わせて43ブースが目にも楽しい多彩なラーメン、そしてアクティブな接客でムードを盛り上げます。公式ガイドブックを片手にお好みのラーメン探しに余念がない方、2杯、3杯と連食を満喫する方、子どもと仲良く分け合う親子連れなど、来場者の楽しみ方はそれぞれ。晩秋のアウトドア・フードイベントとしてすっかり定着した感があるだけに、来場者のスタンスも成熟しつつあるようです。
我が日本ラーメン協会も、期間中の10日間に渡って特設ブースを展開。協会活動のPRはもちろん、100年以上に及ぶ日本のラーメンヒストリーを振り返る「日本ラーメン史クイズ」をワイドに展開。ラーメンフリークたちが足を止めて見入る姿がありました。ステージに目を向ければ、前島司副理事長が主催したアームレスリング大会(本人は惜しくも準優勝!)やエア湯切り選手権、アイドルのパフォーマンスライブも繰り広げられ、ラーメン食べ歩き以外にも楽しみは豊富。連日、クローズ時刻の21時まで寒さを吹き飛ばすような熱気がありました。
長蛇の列にもかかわらず、来場者が笑顔でラーメンを食べる姿に、出店した店主たちのモチベーションも向上する一方だったのです。
<東京ラーメンショーダイジェストレポート>
秋田 錦×らーめん本竈 秋田桃豚・宮城三元豚「極旨トロ肉豚骨」
第1幕きっての行列を作った秋田・仙台のコラボ。秋田のブランド豚「十和田湖高原・桃豚」を用いた豚骨魚介スープに錦自慢の自家製麺がツルリとマッチ。トロりとした豚バラ軟骨も人気を集めていました。
彩岩(サイロック)軍団 埼玉焦がし醤油ラーメン
埼玉のラーメンチームとして知名度の高い彩岩軍団。中心人物の上田みさえさん(麺家うえだ)が開発した「埼玉焦がし醤油ラーメン」は香ばしさ満点。埼玉の地醤油、地野菜を使った彩の国密着型のラーメンです。
進化×びぎ屋×なわて 白醤油らーめん
昨年も人気を呼んだ白醤油ラーメンがブラッシュアップして再登場。手がけるのは、せたが屋で修行を積み、独立した前島チルドレンの3店。高級食材であるアゴのダシがきいた典雅なスープでマニア、一般を問わず人気を集めました。
日本のラーメンを変える若手っぽい会 新東京背脂ブラック わぽ軒
『ソラノイロ』宮崎千尋氏、『牛骨らぁ麺マタドール』岩立伸之氏らによる若手職人集団「日本のラーメンを変える若手っぽい会」が手がけたのは、東京背脂醤油ラーメン。トッピングも各店がコラボするなど、ユニークな工夫が光りました。
<「日本ラーメン協会 日替わりご当地ラーメン」プロデュース店を理事もサポート!>
日本ラーメン協会は、初めての試みとして、ラーメンブースを直接プロデュース。尾道・山形・新潟・旭川・小樽×高知の5チームが2日間ごとに入れ替わるご当地コラボラーメンを提供しました。チーム山形を河原成美副理事長、前島司副理事長らがサポートしたり、チーム新潟に坂井保臣理事が飛び入りで加わったりと、協会理事も積極的にアシスト。会員店舗に確かな経験を積んでいただきました。
【日替わりご当地ラーメン チーム】
●チーム山形 豚肉王国庄内チャーシューメン
よこはま軒/めん処 久太/千石や/Ra-MenDining晴天の風/鷹乃巣
●チーム新潟 心温まる!元気が出る!男の味噌ラーメン
三吉屋/手打ちラーメン勝龍/昔食堂新潟ラーメン なおじ
●チーム尾道 尾道肉中華
麺彩房/ラーメン大山家/麺や木蓮/らーめん武士道
●チーム旭川 旭川中華そば
東京ましこ亭/天翔/麺や 雄/恵比寿 supported by蔦亭
●チーム小樽×高知 濃厚味噌カツラーメン
麺屋なかひら/小樽らーめん豆の木/麺屋豪天/和風ラーメン 四代目ひのでや
<若き職人の夢のステージ 第2回新人王グランプリが決定!>
未来のスター職人を目指す若手がラーメン作りの腕を競う新人王グランプリ。2013年も東京ラーメンショーの会場で開催されました。11月21日・22日に予選が、23日に決勝戦が実施され、厳しい事前審査を勝ち抜いたチャレンジャー8名が真剣勝負!日本ラーメン協会の千葉憲二理事長、河原成美副理事長、顧問の北島秀一氏、協会会員でなんつッ亭店主の古谷一郎氏、東京ラーメンショー2013実行委員長の大崎裕史氏ら5名の審査員が厳正にジャッジ。創意が満ちあふれたラーメンを完成させた鈴木和久さんが、見事2代新人王に輝きました。激戦を勝ち抜き賞金50万円を手に入れた鈴木さんは、涙ながらに「この道を選んでよかった」とお話しされていました。
<駒沢公園の熱気は福岡に連鎖する>
開催期間中、唯一2日ごとの入れ替えが行われたのは、日本ラーメン協会のプロデュースブース。尾道、山形、新潟、旭川、小樽×高知では合計20店舗が参加。来場者には多彩な味が楽しめるメリットを提供しつつ、会員店舗にもビッグイベントへの参加という得難いメリットがもたらされました。もともと、このトライアルの目的は、スタッフの確保、参加日数の問題などで通常枠での出店が困難な会員に東京ラーメンショーの門戸を広げるということ。ブースには河原副理事長、前島副理事長らが日替わりでサポート参戦。協会が一丸となってバックアップしました。ラーメン店主が理事を務める本協会だけに、会員の支援には力を惜しみません。「人気店のオペレーションを目の当たりにして、今後の経営の参考になった」「多くの杯数を提供するラーメンイベントが体験でき、良い経験と勉強になった」など、参加店舗には大好評をいただきました。まかないで人気ブースのラーメンを食べる機会に恵まれますし、ふらりと訪れるスター店主との交流も自然にできる。これも、東京ラーメンショーのメリットなのです。
今回の東京ラーメンショーの熱気は、続いて行われた「福岡ラーメンショー2013」に続き、そして2014年のラーメンシーンにも連鎖していくでしょう。協会では、イベント参加店として関わるだけではなく、運営・サポートスタッフとしての参加も歓迎しています。会員の皆さまには、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
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